パナソニックの場合

パナソニックのFF式石油暖房機の事故は、長期間使用することによる部品の劣化によるものでした。

パナソニックのリコールへの取組み

パナソニックの場合

松下電器(現パナソニック)も、大規模リコールをしたことがあります。2005年、「FF式石油暖房機」を使用していた物件で、福島県のペンションで宿泊していた親子をはじめ、長野県茅野市の個人宅、長野市の美容室、上田市の個人宅でCO中毒による死者、患者が相次いで発生しました。1980年中ごろ開発された、室外の空気を取り込み燃焼させて室外に排気ガスを排出する暖房機で、一般には「石油ファンヒーター」といわれ、「臭いの出ない石油ストーブ」として、15万台も売れるヒット商品でした。

我が家にもあった記憶があります。かなり大きな代物で、壁にガス排出の大きな穴があいていて、撤去後の今は、それを塞いだあとがあります。

さて、当該事故の原因は、バーナーへの給気ホースの経年劣化でした。松下電器はただちにテレビCMを取りやめて告知CMに切り替え、さらに回収が進まないと見るや国内全世帯に告知ハガキを出すという対応を行い、200億円ともいわれる費用をつぎこんだといわれます。そういえば一時期、そのコマーシャルが盛んに流れていたのを覚えている方も多いでしょう。

事後原因は「劣化」です。どんな製品でも、買ってから20年以上たてば不具合もでてくるのは当然で、部品の交換などはユーザーの責任といってもいい部分かもしれません。しかし、松下電器は顧客に責任転嫁することを一切せず、かえって企業イメージを向上させたといわれています。

ところで、この件で新たな問題が提起されています。松下電器の努力にもかかわらず、当該石油ヒーターの回収が7割程度だというのです。これは、「個人情報保護」の視点から、松下電器が20年以上前の顧客情報を廃棄していたことに起因するようです。近年の「個人情報保護」は少々行きすぎで、学校の連絡網も作れない、などと聞きますが、これもそのマイナス面の一つだと筆者は思います。

私の友人に、利用者登録などはすべて偽名と架空の住所を使う、という人物がおりますが、どんなものでしょうか。自分は、やはりきちんとユーザー登録をして、何かの時には連絡してほしいと考えています。

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